メディアは計画が全て。コンテンツプランニング術を公開

サービス紹介や自社ブログなどのWebメディアを作る前に欠かせないのが、コンテンツプランニングです。

コンテンツプランニングとは:
メディアの方向性やテーマを決めたり、サイトに訪れたユーザーに対して「どのような価値を提供できるか」を突き詰めて考えること。

コンテンツプランニングをしっかり行うことで、より価値あるメディアを生み出すことが可能になります。

また、結果的にSEOでも大きな成果を得ることが期待できます。

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この記事では、いくつもの企業のメディア作りをサポートしてきた私が、コンテンツプランニングを行うステップを具体的な事例とともに解説していきます。

 

コンテンツプランニングを行うべき理由

まずは、なぜコンテンツプランニングが大切なのかを考えるところから始めていきましょう。

 

ユーザーにとって価値ある情報を届けるため

良いメディアには、訪れたユーザーの課題を解決したり、記事を読んだ後の行動に繋がる情報が書かれています。

みなさんにも、思わずじっくり読んでしまうWebサイトと、そうでないWebサイトがあるはずです。

そこにどんな違いがあったかを思い返してみてください。

サイトを訪れても欲しかった情報が得られなかったり、カテゴリがバラバラで情報が整理されていないと、他のサイトに移りたくなりますよね。

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ユーザーの目線に立ち、事前にプランニングを行わないと、どんなにたくさんのコンテンツを作成しても良質なメディアを作ることはできません。

 

情報の質とユーザー体験を充実させ、Googleに評価してもらうため

Googleは「ユーザーにどれだけ価値ある体験を与えられたか」という点を基準に検索順位を変動させる傾向にあります。

外部からのリンクの数や、SEOのテクニックが検索順位に大きな影響を与える時代もありましたが、現在はよりコンテンツの内容が重視されるようになりました。

とはいえ、検索すれば数えきれないほどの情報を得られる時代のなかで、

  • 価値がある情報とはなにか
  • 自社にしか提供できないコンテンツとはなにか

を考えて形にしていくことは、なかなか難しいのも事実です。

しかし、しっかりステップを踏んで考えていけば、必ず自社でしか実現できないメディア=ユーザーにとって本当に価値のあるメディアを作ることができます。

具体的に解説していきましょう。

 

コンテンツプランニングの手順

ここからは、コンテンツプランニングの具体的なステップを解説していきます。

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ぜひみなさんも、自社のサービスをイメージしながら一緒に考えてみてください。

 

1.メディアのビジョンとミッションを決める

メディアのビジョンやミッションを決めることは、言い換えれば「自分たちのポジションを決める」ことです。

これは、コンテンツプランニングのなかでも一番重要かつ時間をかけるべきステップです。

MEMO
後に行っていく「競合調査」や「上位表示されているサイトのリサーチ」は、市場のニーズを把握するために必要な作業です。
しかし、競合と同じような記事を書くということは誰でも簡単にできることで、そこに新しい価値は生まれません。

大事なことは、自社が提供できる価値を言語化し、メディアに落とし込むことです。

自社の事業経験に沿った記事= 自社にしか書けない記事」なので、あなたの会社にしか作れないものが必ずあります。

メディアミッションは、下記の3つの要素を加えた簡潔なものにしましょう。

  1. 〇〇に向けた(=ターゲット
  2. 〇〇の課題を(=世の中のニーズ
  3. 自社の〇〇という付加価値で解決する(=自社が提供できる価値

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当メディアを例に取って見てみましょう。

▼当メディアの例

  1. WEBマーケティングの知見が少ない中小企業が
  2. 他社の具体的な事例からマーケティングを学び
  3. それを現場で実行し、高い効果を得られるようなコンテンツを集めたメディアとする

 

2.キーワード選定を行う

メディアのミッションが決まったら、狙うべきキーワードを調べていきましょう。

自社にしか提供できない価値が大事」とはいっても、あくまでユーザーの悩みを解決しつつ個性を出すことが大切です。

 

メディアミッションをもとに複合キーワードを抽出

まずは、メディアのミッションに沿ってキーワードをリストアップしていきましょう。

その際に重要なことは、2つ以上の複合キーワードを抽出することです。

「英会話」や「スピーキング」などの1つのキーワード(=ビッグキーワード)より、「英会話 独学」や「英会話 独学 動画」などの複合キーワード(=ロングテールキーワード)を狙った方が、訪れたユーザーにより価値を提供できる可能性が高いためです。

なぜなら、「複合キーワードの方がユーザーの悩みが明確になりやすいから」です。

複合キーワードを選定するにはgoodkeywordという無料ツールを使いましょう。

検索ボックスにキーワードを入れると、それに関連する複合キーワードを複数表示してくれます。

抽出されたキーワードはコピー&ペーストするなどしてリストアップしておくといいでしょう。

 

キーワードの検索ボリュームを把握する

複合キーワードが抽出できたら、そのキーワードが月間でどれぐらい検索されているかを調べましょう。

キーワードあたりの月間検索数が100~1000未満であれば、1記事でも上位表示をとれる可能性が高いといわれています。

まずはこのあたりのボリュームゾーンから書いていくといいでしょう。

検索数が100未満になると、そもそも市場のニーズがないといえるので、あまり書く必要性がありません。
逆に、1000以上になると1キーワードに対して作るべき関連コンテンツの量が必要になってきてしまいます。

調査ツールにはGoogle キーワードプランナーをおすすめします。

 

上位10サイトの情報で潜在ニーズを知る

キーワードがそろってきたら、Googleで実際にキーワードを検索し、1位から10位までのサイトを流し読みしてください。

この作業には、そこまで時間をかける必要はありません。

ここで重要なことは、一見すると検索キーワードのニーズとずれて感じる記事に注目することです。

例えば「英会話 独学 動画」で検索する人の多くは、もちろん独学で英会話を勉強できる動画を探しているわけですが、潜在的には「もっと英語を話せるようになりたい」とか「ネイティブの発音に近づきたい」などと思ってたりします。

 

そういった潜在ニーズが一定数に達すると、上位記事には「動画で英会話を身に着けるために僕がやった5つのこと」といったような記事が出てきたりするわけです。

このような隠れたニーズを知ることも大切です。

 

使用するキーワードを絞り込む

キーワードが抽出できたら「使うキーワード」と「使わないキーワード」を取捨選択してください。

取捨選択は「メディアミッションに沿っているかどうか」というポイントを基準に行いましょう。

例え検索ボリュームが多かったとしても、自社のメディアで扱うべきテーマではないと感じたら除外してください。

MEMO
ただし、除外したキーワードも完全に削除するのではなく、いつか使うかもしれないデータとして保存しておくことをおすすめします。

 

3.キーワードを元にサイト設計を行う

キーワードの選定が終わったら、キーワードを軸にサイトの設計を行いましょう。

英会話教材販売のメディアを例にすると、下記のような要領でサイト設計を行っていきます。

▼英会話教材販売メディアの例
①トップページ
(例)「英会話」など
トップページは検索ボリュームがあり、サイトミッションのなかでも軸になるキーワードを設定しましょう。

②カテゴリーページ
(例)「英会話 教材」「英会話 教室」など
カテゴリーページは、基本的には複合キーワードで、記事コンテンツの種類分けができるようなカテゴリーを設定しましょう。

③コンテンツページ
(例)「英会話 教材 動画」「英会話 教材 ラジオ」など
コンテンツページ=記事ページです。
抽出した複合キーワードをタイトルに入れて作成していきます。

トップページやカテゴリーに入れるべきキーワードを決める際は、他のメディアを参考にするのが一番分かりやすいです。

その際には、各メディアが軸にしているキーワードと、そこから派生させているキーワードを考えながら見ていきましょう。

 

最後に:サイト運営はPDCAを回すことが大切

コンテンツプランニングは、価値ある情報をユーザーに届けるために非常に大切な作業です。

最初にしっかりとメディアの方向性と構造を決めておけば、コンテンツを作る過程でも軸をぶらすことなくゴールに向かっていくことができます。

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ただし、記事を作成したら定期的に検索順位を確認し、成果が出ていない場合はその原因を考えるといったPDCAサイクルを回すことが大切です。
記事を作成してからキーワードが上がるのには3カ月程度かかるので、3カ月に1回はチェックしてみると良いでしょう。