錯覚資産を利用して自分の価値を数倍高める

最近話題になっている「錯覚資産」という言葉を聞いたことはないでしょうか。

実力がなくても成功を勝ち取ることができる、「人を勘違いさせる力」とも言い換えられるこの言葉。正しく理解することで、あなたの人生は大きく変わることになります。

低学歴で頭も悪かったはずの知人が、気付いたらビジネスで大成功していた

「あんなヤツが、どうして!?」なんて経験はないでしょうか。

そう、社会では「実力」なんていうものは、実は大した意味を持ちません。無能だったはずのその知人は、錯覚資産により成功を手にしたのです。

 

では、錯覚資産とは具体的に何なのでしょうか。

例えば、次の二つの肩書きを見て、どんな印象を持ちますか。

A「中小企業の営業マン」
B「一流上場企業の新規事業を成功に導いた事業戦略コンサルタント」

おそらく、Aには何となくさ冴えないイメージを持ち、Bには何となく優秀そうなイメージを持ったのではないでしょうか。

もしあなたがビジネスパートナーを選ぶとき、上のそれぞれの肩書きを持つ人がいたら、きっとBを選ぶのではないでしょうか。

それこそが「錯覚資産」です。

実は、AとBは同じ一人の人間を指している、といったら驚くでしょうか。

上の肩書きは、どちらも偽りない現在の筆者の肩書きです。

Bの内容については当然個人の実力ではありません。会社の看板や市況、優秀な顧問やチームメンバーが偶然揃っていたからこそできていることで、筆者自体は本当は、ほとんど何もしていません。

全く同じ実力で、全く同じはたらきをしていたとしても、「人に与える印象」で、その人の評価は丸っきり違ったものになってしまいます。

  • 一流大企業の役員
  • 高年収のエリートビジネスパーソン
  • 超有名音楽プロデューサー
  • 人気ユーチューバー

といった方々は、もちろん実力もありますが、多くの方が誰もがこの錯覚資産をうまく使って成功人生を築き上げています。

実力がない人でも成功を掴め、実力がある人は更なる成功を掴める───。

絶大な力を持つ「錯覚資産」を正しく理解し、あなたも勝者としての成功人生をスタートしましょう。

もう少し詳しくお話ししていきます。

 

錯覚資産は信頼と、その後スキルを高めてくれる

「錯覚資産なんて大げさな言葉を使っているけど、要するにハッタリだろ?そんなのすぐに化けの皮が剥がれて、長続きしないに決まってる」。錯覚資産の話を聞くと、多くの人がこう反応するでしょう。しかし、全くそんなことはありません。

錯覚資産を上手く活用することで、環境、実力、成果、信頼を同時に高めていくサイクルが生まれます。それがさらなる錯覚資産を生み、より高レベルのサイクルが生み出され…という具合に、一度錯覚資産を上手くコントロールできるようになれば、土台はどんどん高く築き上げられていくことになります。

下の図をご覧ください。

転職活動を例にとってみましょう。前章のA、Bの肩書きを持つ人が、Bの面をアピールすることで転職に成功し、優秀な人材の集まる成長企業に入社することができました。

すると、周りにいる同僚や上司、部下も皆優秀ですから、たくさんの有意義なインプットを受けることになります。また、成長企業ということで、多くの挑戦の場を与えられることにより、半ば自動的に自分の「実力」も成長していくことになります。その結果、新たな「成果」を手にすることになります。これはもしかしたら、ごく小さいものかもしれません。

しかし、錯覚資産の使い方を知っている人であれば、これをまた上手くアピールするわけです。すると、社内で「こいつは優秀だ」と信頼され、評価を勝ち取ることになります。この「優秀だという評価」こそ、最高の錯覚資産です。成功人生のカギです。一つの点で優秀だと評価された人は、他の点においても優秀であると「勘違いされる」傾向があります。信頼されて優秀な評価を得た人には、より大きなプロジェクトが任されることになります。

「優秀だから、きっと○○をやらせても成功するだろう」と勘違いされているからです。

そして優秀なメンバーが、チームメイトとして与えられます。すると、自分の実力を超えた成果が新たに生み出されることになります。

それがまた評価に繋がり…。

もうお分かりですね。

錯覚資産は機会と環境を与えてくれ、それが実力と成果と信頼を生み、新たな錯覚資産となって成功をもたらしてくれるのです。

「でも、そもそも実力がないと錯覚資産がつくれないんじゃないの?」

こう思う方もいるのではないでしょうか。ここからは、錯覚資産で成功を元に簡単なストーリーを作ってみます。

彼は学歴も知識もキャリアも何もない状態から、わずか数年で年収2000万円を叩き出す敏腕ビジネスパーソンに一気に成り上がりました。

 

錯覚資産を使っている人間は無能なのか?

その時は無能かもしれないが、機会や環境を与えられるため、どんどん成長をしていくようになる。

 

学歴、キャリアや実績もない人の例

仮に、彼をまさおくんと呼びましょう。

テニス一筋で生きてきたまさお君は、スポーツ推薦で入学した大学時代に、なんと故障してしまいます。テニスもできず、学歴も学力も資格もない彼は、卒業後、仕方なくとある中小企業に就職します。悪い会社ではなかったのですが、給与が安く、彼の生活は次第に厳しくなっていきます。あるとき転職を考えましたが、まさおくんを待ち受けていたのは「自分の学歴とキャリアでは大した転職先はない」という事実でした。

このままのサイクルでは、「自分は永遠に成功を掴めない…」ということに気付いた瞬間でした。そこで彼は「ならば、自分でビジネスを始めよう」と思い至ります。

当時の彼の会社は出版関連のビジネスを行っており、まさおくんはその中で書籍編纂プロジェクトチームの一員でした。また、WEBに関する多少の知識があったため、このような触れ込みで、スキルECサイトにWEBマーケターとして掲載をしたのは、それからわずか数日後のことでした。

「書籍の出版実績もある、WEBマーケティングのプロ」

驚くことに、掲載から間もなく、初めて仕事の依頼が舞い込んできます。最初の錯覚資産の効果です。

嘘ではないものの、ほとんどWEBマーケティングの実践経験のない彼は、依頼を受けてから一か月間、慌てて猛烈に勉強をしました。そして小さな仕事ながらも、成功をおさめます。

これは彼に大きな自信を与えました。例え短期間でも集中して勉強すれば、周囲の人よりも確実にものごとに詳しくなります。

そして少しでもものごとに詳しければ、実績や大した実力がなくても、それはお金になるのです。また、何よりも実践そのものが大きな経験値となり、彼の「実力」を底上げしました。

彼はこれを次のビジネスに繋げます。

「サイトアクセス数800%を実現したプロのWEBマーケターによる無料勉強会」

これが当たりました。(800%も嘘ではありませんでしたが、例えばアクセス数を10から80にすれば、それも800%です。)

無料にすることによって、かなりの数の引き合いを得ることに成功しました。

そして彼は、ここで圧倒的なボリュームのあるプレゼンを行います。知識を惜しげもなく全て披露したのです。ちなみにその知識はほとんどがネットや本からコピペしたものでした。

しかし当然、お客さんは大満足してくれて、まさおくんを信頼するようになりました。「何やら実績もあるようだし、何やらすごい知識を持っていて、何やら成果を出してくれそうだ」という勘違いをしたのです。

そして、これが次の依頼を生み出していきました。紛れもなく錯覚資産の効果です。

前回より実践経験のある彼は、前回より少し大きな成果を獲得していきます。やがて、クライアントからの紹介で別の依頼を獲得できるようにもなりました。紹介の場合、入り口の時点で「勘違いの信頼」は既に獲得できている状態なので、ほぼ確実に依頼に結びつくようになります。錯覚資産が連鎖しているのです。

こうして錯覚資産からスタートしたビジネスは少しずつ信頼、実力、成果を蓄積していき、それがさらに大きな錯覚資産となって、数年後にはまさおくんは年収3000万円を達成するにまで至っていました。

 

行動を起こし、錯覚資産を作ることが重要

錯覚資産が大きな力を持っていることは分かっていただけたと思います。では、その錯覚資産は、そもそもどうやって形成すれば良いのでしょうか。

まさおくんの例からもいえる結論は、「まずは、行動すること」です。

成功しない人、錯覚資産を形成できない人の典型的な思考パターンは「自分にはどうせできない」、「自分には実力が足りないからできない」、「自分にはきっとまだ早すぎる」というものです。

実力なんて本当はほとんど関係ないという事実に気付くことができずに、自ら行動を制限してしまっているのです。

しかし世の中の真実は、「実力<錯覚資産」。

「とりあえずまずやってみる」ことによって、最初の錯覚資産は生まれます。そして一度生まれた錯覚資産は、成功の好循環をもたらし、あなたに実力と成果を与えてくれます。早すぎることも、遅すぎることもありません。そもそも実力なんて関係ないのですから。成功を掴むため、錯覚資産を形成するため、今すぐ行動を起こしてください。

今すぐとは、明日のことではありません。

今すぐ、です。「錯覚資産」という概念は、ブログ「分裂勘違い君劇場」の作者、ふろむだ氏の著書『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』から引用しました。