成果を最大化するためのリスティング広告予算管理のポイント

リスティング 予算管理の方法

リスティング広告の運用をしていく上で予算管理は重要です。広告運用を始めたての頃は予算が消化されすぎないか、コンバージョン単価(CPA)の目安をどのように設定すればよいかなど不安と疑問がつきものですよね。

この記事では、適正なコンバージョン単価や予算を設定する方法、予算シミュレーションの作り方を解説します。

リスティング広告で予算管理が大事なのはなぜ?

そもそもリスティング広告で予算管理を行うべき理由は、2つあります。

①枠買い広告と異なり運用者が予算を設定・調整する必要があるため

枠買い型広告と違って、リスティング広告は運用者が予算を決めて日々運用するもの。広告の入稿では適切な予算管理をしないと、想定以上に予算が消化されてしまいます。広告配信を始めた後も日々予算管理を行うことが重要です。

②適切な予算で成果を最大化させるため

広告のパフォーマンスを高めるためにも予算管理は必要です。予算が低すぎる・予算配分が適切でないといったことがあると、本来獲得できたはずのコンバージョンが得られなくなってしまいます。

リスティング広告の予算管理の方法

①キャンペーン単位で一日の予算を設定する

Google広告・Yahooプロモーション広告のどちらでも、キャンペーンごとに一日の予算上限を設定することができます。

キャンペーン単位で設定する予算は、基本的に1日で消化される最大金額と考えてよいでしょう。

※厳密には、一日の予算上限の最大2倍まで配信される可能性があります。ひと月を通して配信すると配信量が調整され、最終的に平均額が設定した上限金額になります。

参照;Google広告のヘルプYahooプロモーション広告のヘルプ

②日別の消化金額をスプレッドシートなどで一元管理する

リスティング広告の管理画面では、前日までに使った予算を確認することができます。それに加えて日別の消化金額を記録しておくことで予算管理がしやすくなります。

日別の消化金額とシミュレーションの金額が一覧できると、消化金額とシミュレーション金額の乖離や、月末までに使える残りの予算などを確認できます。

 

予算管理ができるシートの例を用意しました。

全体予算 ○○円
現在の消化金額 △△円
消化予想金額 ■■円

 

シミュレーション 消化金額合計 Google消化金額 Yahoo消化金額
12/1 〜〜円 〜〜円 〜〜円 〜〜円
12/2 〜〜円 〜〜円 〜〜円 〜〜円
12/3 〜〜円 〜〜円 〜〜円 〜〜円
・・・

コンバージョン数、コンバージョン単価を列に加えたり、キャンペーン別でシートを作成することで、より細やかな運用に活かすこともできます。

GoogleスプレッドシートのGoogle 広告アドオンを使うと、広告コストデータを自動でインポートすることもできます。とても便利なので是非使ってみてください。

予算シミュレーションの作り方

それでは実際に予算シミュレーションをしてみましょう。

1.コンバージョン単価(CPA)を算出する

まずは目安となる「上限コンバージョン単価(CPA)」を設定しましょう。広告以外にかかる費用と、出したい利益率などを考慮した上で、1件の獲得(コンバージョン)にかけられるか費用を計算しましょう。

2.目標コンバージョン数を設定する

次に目標とするコンバージョン数を設定しましょう。目標コンバージョン数は大体で設定してもよいですが、もう少し緻密に計算したい場合は以下のような式で出すことができます。

コンバージョン数=検索数×クリック率(CTR)×コンバージョン率(CVR)

キーワードごとの検索数と予想クリック率は、Googleのキーワードプランナーを利用しましょう。コンバージョン率は、現状のランディングページと今のコンバージョン率を基準に考えられます。

3.コンバージョン単価×コンバージョン数で必要予算を計算

予算は「上限コンバージョン単価(CPA)×目標コンバージョン」で出すことができます。

リスティング広告の予算管理のポイント

必要な予算やコンバージョン単価(CPA)などを決めたら、ミスを防ぐために細かいポイントを確認しておきましょう。

①キャンペーンの予算にゆとりをもたせる

リスティング広告は、キャンペーンごとに予算を設定することで予算超過を防ぐことができますが、予算を低く設定しすぎると本来配信できたはずなのに配信されない時間ができてしまいます。

例えば、会社や製品がメディアで取り上げられたときの突発的な要因や、季節的な要因で検索数が増えたときです。せっかく需要があるのに広告が表示されないのは避けたいですよね。

機会損失を避けるために、キャンペーンごとの予算は、実際に消化されそうな金額よりやや余裕をもった金額を設定するのがおすすめです。

②予算によるインプレッション損失率をチェック

機会損失の話とつながりますが、キャンペーン予算が適切かどうかを管理画面で確認することも重要です。

キャンペーン別の画面の表示列に、予算によるインプレッション損失率を追加しましょう。例えば、予算によるインプレッション損失率が10%だった場合は、予算の制限がかかったことによって、本来表示できるはずだった回数の90%ほどしか広告が表示されていないということになります。

予算制限がかかっているか確認したい場合は、予算の項目に「予算制限がかかっている」というような表示が出ているかどうかで判断することもできます。

まとめ:適切な予算管理でリスティング広告の成果を最大化しよう

適切な予算設定と管理をすることで、運用効率を高め、広告効果をアップさせることができます。リスティング広告の運用を始める際には、予算シミュレーションを行った上で、日々の予算管理をしっかり行いましょう。